科名 / 属名：トケイソウ科 / トケイソウ属（パッシフロラ属）学名：Passiflora edulis 英名：Passion fruit yellow　原産地：ブラジル　多年草,つる植物　草丈/樹高：0.5m～3m　収穫期：6月～8月　
 
パッションフルーツはつる性の多年草で、時計の文字盤を思わせるきれいな花が咲きます。果実は、タネを包む半透明の仮種皮がゼリー状で甘酸っぱく、タネも食べられます。β‐カロテンが豊富で、血流をよくする効果があるといわれるナイアシンも含まれます。
 
★特徴
果皮は鮮やかな黄色で果重120～140g、果径6～8cmです。野球ボールほどの大きさで揃いが良いです。パッションフルーツ特有の甘酸っぱい香りが強く生食はもちろん、お菓子や飲み物の香りづけにも用いられます。
 
★育て方
日光がよく当たる場所を好みます。日光が不足すると軟弱気味になって収量が減り、果実も小さくなってしまいます。日本でよく栽培される果実が紫色になる品種は、室内に取り込めば容易に冬越しします。
 
＜土づくり＞
酸性の土壌では、苦土石灰2握りをまいて耕起しておきます。
元肥として完熟堆肥2kgと市販の肥料3握りを施して土と混ぜ、うねを作ります。
 
＜鉢植えの場合＞
鹿沼土7、腐葉土3の配合土などの水はけのよい用土が適します。
根詰まりを起こすと生育が衰えるので、1～2年に1回は、植え替えを行うようにします。庭に植えつける際は、地際で腐ることが多いので、深植えせず、根が少し露出するくらい地際よりやや高めに植えるとよいでしょう。
 
＜タネまき＞
一昼夜水に浸したタネをポリ鉢に植え、苗を作ります。（発芽適温25℃前後）
 
＜水やり＞
鉢土が乾いてから水やりをしますが、果実がなっている期間は十分与えるようにします。ただし、過湿にすると根腐れを起こすことがあります。
 
＜その後管理＞
つる性植物なのでネット栽培、棚栽培を行います。親ヅルが1mくらいになったら摘芯します。液肥500倍を月に1回施し、開花時は人口受粉を行います。果全体が黄色になった頃に収穫します。
※人工授粉：花が咲いたとき刷毛などで人工授粉すると結実率がよくなります。
 
剪定：つるを適宜誘引し、伸びすぎた枝は切り戻します。つるは横か下向きに伸ばすようにすると花芽がつきやすくなります。強い剪定は果実の収穫後に行います。


＜増やし方＞
4月から9月にさし木で容易にふやすことができます。枝を2～3節ずつ切って、バーミキュライトや赤玉土小粒などの清潔な用土にさします。
 
【種子と責任】
種子は努めて純良なものをお届けしますが、その本質上、100％の純度は望めません。また、播種後の栽培条件、天候等により、結果が異なります。万一の結果不良の責任は、種子代金の範囲内とさせていただきますので、ご了承の上、お買い求めください。